筋トレをしている方は、筋肥大のメカニズムをご存じですか?
効率的に筋肉を大きくしていくにはそのメカニズムを理解しておくことは必要不可欠です。
この記事では筋肉を大きくするための3つの主要な要素について詳しく解説します。
筋肥大の仕組みを知ることであなたのトレーニング成果を最大化しましょう!
機械的張力
筋肥大の主要な要因の一つが「機械的張力」です。
これは、筋肉が負荷を受ける際に生じる力のことを指します。
筋肉に重い負荷をかけると筋線維が張力を受け、これにより筋肉の細胞が刺激されます。
この刺激が筋細胞内で一連のシグナル伝達経路を活性化し、筋タンパク質の合成を促進され、
筋肥大が生じます。
代謝ストレス
代謝ストレスは、筋肉がエネルギーを消費する過程で蓄積される代謝産物による影響で筋合成が促進され、筋肥大がおこる仕組みです。
高回数のトレーニングや持続的な収縮により、筋肉内で代謝産物が蓄積し、筋細胞が成長するシグナルが送られます。
代謝ストレスによる筋肥大は、一般的に筋肉内の血流制限や高回数トレーニングを通じて最大化されます。(いわゆるパンプアップした状態でかかるストレスのことです。)
筋損傷
筋肥大のもう一つの要素が「筋損傷」です。
トレーニングによって軽度から中程度の損傷がおこると、筋肉内に炎症反応が発生し、筋衛星細胞から筋繊維の組織修復が促されます。
その後、損傷した筋繊維が修復され一緒に筋繊維の肥大がおこり、筋肥大していきます。
これを運動誘発性筋損傷(EIMD)といい、普段行わないトレーニングや伸張性収縮(エキセントリック収縮)の運動負荷により起きやすいといわれています。
しかし、過度なトレーニングはダメージが大きく、筋力低下や筋肉痛が長く続いてしまい効率が逆に悪くなってしまうため、適度なトレーニングの負荷や量をコントロールする必要があります。
まとめ
筋肥大は、「機械的張力」、「代謝ストレス」、そして「筋損傷」の3つの要因が複合的に働くことで達成されます。これらの要因を効果的に利用するためには、トレーニングプランをバランスよく設計し、各要因に焦点を当てたアプローチを取ることが重要です。
機械的伸張:高重量でのトレーニング
代謝ストレス:高回数(10~15レップ)のトレーニング種目
筋損傷:伸張性(エキセントリック)収縮の種目
筋肥大のメカニズムを理解することで、より効果的なトレーニングプランを構築し、目標達成に向けて頑張って行きましょう!
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